性病になった!?尖圭コンジローマにどこで感染した?

近年、世代を問わずに不特定多数との性行為などにより多くの性病(STD)に感染する事例が社会問題となっています。
性病の大半は放置しても治ることはなく、また自覚症状も少ないので気がつかないことも多く、そのままの状態で性交の相手にも感染させてしまう場合が感染者を増やしている要因ともいえます。
性病の中でも尖圭コンジローマはどこにでもある珍しくない性病ですが感染力が比較的強く、クラミジア・淋病・性器ヘルペスなどに続き、患者数が多いと言われています。
尖圭コンジローマは性器・肛門・口のまわりなどにイボ状の突起物が発症する症状で、ヒトパピローマウイルスというウイルスが原因とされていています。

このウイルスにはいくつかの「型」が存在します。
ヒトパピローマウイルスの型は約100種類以上が存在していて、尖圭コンジローマというイボを発症する良性タイプと
子宮頸がん・陰茎がんなどの深刻な病気の原因になる悪性タイプがあります。
しかしヒトパピローマウイルス(HPV)は性交歴のある女性の殆どは感染しているといわれていますが、必ずしも感染した男女ともに子宮頸がん・陰茎がんになるとは限りません。

これは良性タイプのウイルスは感染すると尖圭コンジローマのようなイボを発症し、悪性タイプが性器や粘膜に感染すると陰茎がん・子宮頸がんが発症してしまう可能性が高くなる特徴を持っているためです。
特に尖圭コンジローマにみられるイボは男性に見られることが多く、女性にイボが発症しても分かりづらいといわれています。
また傷みも違和感もないので自覚症状がなく、時間が経つにつれて、イボは大きく肥大化し、数も増えていきます。
患部は下着や衣服の摩擦により、刺激が加わりやすい部分で、人によっては肌が硬くなったり、イボのような状態に肌がなりやすいので、初期段階では尖圭コンジローマと勘違いする場合もあるようです。
しかしこのようなイボは時間が経っても増えていく事はないのが大きな違いです。

基本的にこの性病は、通常の性行為や口で行うオーラルセックス・アナルセックスなどにより感染するといわれており、性行為の際、コンドームなどを使用することで発症の確率を下げることが可能です。
それ以外にも不特定多数の相手との性行為をやめることやパートナーにも検査を受けてもらい、再感染を未然に防ぐなどの対策が必要となります。
現在の治療方法にはベセルナクリーム(イミキモド)が使われます。

尖圭コンジローマはなぜ男性に多い?

尖圭コンジローマがなぜ男性に多く見られるのかは、体の中に性器が隠れている女性に比べて、構造上見えやすいことがこの性病を発見しやすいという点につながっているようです。
万が一、自分の性器になにか異変があれば、産婦人科や皮膚科などを受診すれば、簡単に検査を受けることが可能です。
また男女ともに行う早期発見・早期治療は大変有効ですので、パートナーと2人での受診もおすすめします。

基本的に治療にはベセルナクリーム(一般名はイミキモド)塗り薬が主流で、清潔にした肌・就寝前に塗りこむクリームタイプの薬の治療法になります。
このベセルナクリーム(イミキモド)は世界でも幅広く使用されていて、患部に塗りこむだけで済むので、イボを切除する外科的な治療方法より身近で簡単な方法が主流になっています。
しかし効果が高い分、いくつか気をつけなければならない点があります。
まずこの薬を連続して使用できる期間は4ヶ月間、必ず医師の診断を定期的に受けながら、使うようにします。
また、子宮内や尿道・膣内、腸などの部分には使用できないので、この部分に発祥している場合は、外科的処置が必要となります。