新型カンジダ症!?感染者の6割が死亡!?

2009年に日本で新型のカンジダ症が発見され、現在ではアメリカやカナダやイギリスをはじめ、世界各国で確認されています。
このカンジダ症はCandida aurisと呼ばれ、感染者の死亡率は60%にも達すると言われています。
ただしデータがまだ少ないため、数字を鵜呑みにすることはできません。

Candida aurisは多剤耐性菌で、少なくとも1~3種類の抗生物質が効かないという特徴があります。
通常のカンジダはいずれかの抗生物質で治療できますが、すべてが効かなければ死亡率は高くなります。

多剤耐性菌は多くの場合、抗生物質の過剰摂取により生まれます。
そのため医療機関で発生することが多く、日本やアメリカ・カナダでも病院内で発見されています。

Candida aurisは酵母菌の仲間で、糖分を栄養源として増殖します。
ですから糖分の過剰摂取は良くないと考えられています。
また通常のカンジダ症と同様に、体の免疫力が弱ったときに発症しやすいのが特徴です。

カンジダ症は性病の一種とされていますが、皮膚の接触だけでなく、患者の使った衣類やタオルなどから感染することもあります。
感染を防ぐには、まず清潔を心がけることが大切です。

Candida aurisは死亡率の高い危険な病原菌ですが、感染力が特別に強いわけではなく、普通のアルコール消毒で殺菌することができます。
身の回りの清潔を保っていれば、必要以上に恐れることはありません。

日本でも既に発生しているため、アメリカやカナダへ渡航する際にも特に気をつけることはないでしょう。
日常生活では糖分の過剰摂取を避け、体調を崩さないように注意することです。

もともとカンジダは真菌と呼ばれるカビの一種で、その代表的な種類にカンジダ・アルビカンスがあります。
カンジダ・アルビカンスは皮膚常在菌で、健康な人間の皮膚や粘膜にも多数が付着していますが、通常は病気を引き起こすことはありません。
ただし風邪やストレスなどで免疫力が低下すると、さまざまな症状を起こす原因になります。
いわゆる日和見感染です。

普通のカンジダ・アルビカンスは抗生物質で治療できます。
とはいえ多剤耐性菌が生まれる危険があるため、くれぐれも過剰摂取には注意しなければなりません。
どこにでもいる菌なので、完全に除去することは難しいと考えられます。
それよりも体調を整え免疫力を強化して、病気を発症しないように予防することが大切です。

カンジダ症は女性だけでなく男性も感染してしまう

カンジダ・アルビカンスは女性の膣内にも生息しています。
これが性交渉によって男性にも感染することがあります。
カンジダ症が性病の一種とされる理由です。

ただし性交渉によってカンジダ症に感染する確率は、5%程度とも言われています。
他の性病と同様に、コンドームを着用していれば防ぐことができます。

男性がカンジダ症に感染しても、目立った症状が出ることは多くありませんが、亀頭部周辺に炎症が起きたり湿疹ができたりすることがあります。
またかゆみや不快感を覚えるケースあります。

男性の場合も女性と同じく、免疫力の低下で皮膚常在菌のバランスが崩れたとき、カンジダ症を発症しやすくなります。
特にステロイド剤などを服用しているとき、発症しやすいと言われています。

包茎の男性は不潔になりやすいため、カンジダ症にかかる確率が高くなると考えられます。
性器の周辺を清潔に保つこと、蒸れないような下着を着用することが大切です。
他にも糖尿病がリスクを高める可能性があります。

男性のカンジダ症は、基本的には抗真菌薬が配合された軟膏を患部に塗布して治療します。
ステロイド剤や糖尿病の薬など、リスクを高める要因があるときは、そのことを医師に伝えておきましょう。